2018年5月のゴールデンウィークの連休中に行った作業記録。
一昨年前に小型自動二輪免許を取得して興味本位で75ccにボアアップして約1年。
原動機付自転車の弄り方やキャブレターのセッティング方法も独学で試行錯誤して学び、
ある程度の燃調合わせや、各部の調整は出来るようになった。
知らなかった世界の扉を次々と自力で開いて行くのは面白い。
やはり50ccに毛が生えた程度の75ccでは物足りなくなり75ccのボアップキットは売却して
次のステップに進んでみる。
長い時間、色々と下調べした結果、ボアアップするならヘッドも交換したほうが良いと判断した。
用意したのはキタコ NEW STD 88ccボアアップキット。
ビッグバルブヘッド、ハイコンプピストン、シリンダーの内面はメッキを施した物をチョイス。
クランクシャフトをロングストロークの物に交換すれば108ccになり、後のステップアップにも対応できる。
サクッとエンジンを下ろす。
2×4材で作ったエンジン台へ乗せ、ヘッド部分から分解していく。
バラスのは、とても簡単。
写真はないが、88ccにボアアップするついでにクラッチも強化品に交換するため、ここまで分解する。
オイルで手がベタベタだが、毎日仕事で油まみれなので問題ない。
ここまで分解するには幾つかの専用工具が必要だ。
各種工具の扱い方、ネジの回し方、ネジを緩める時の力のかけ方などが身についていれば、
特に難しい作業ではなかった。
時には固着、緩まないボルトもある、その時は臨機応変に。
ボアアップしてエンジンの熱量も増えるため、オイルポンプも吐出量が大きい物に交換する。
ポンプから吐き出されるオイルの通路をラジアルボール盤を使ってφ2.0のドリルで拡大する。
カムチェーンも強化品に交換したほうが良いとの事でジェネレター側も分解。
下のリンクプレートがゴールドの物が強化品。
無事にエンジン積んで交換作業は終了。
ボルトの締め付けはトルク管理し、各部品は間違えのないように組み付けた。
分解するより組む方が難しいが、メカ弄りは、やはり面白い。
組んで積んでお終いではないのが原動機付自転車の悩ましくも難しいところだ。
まだ正解のないキャブ調整やギヤ比の問題がある。
楽しみはまだ尽きない。
2018年のGWは幾つかの作業をまとめて行ったため、気がむいたら投稿しておこう。