【2019年12月頃の作業記録】
さてと・・・
ようやくエンジンネタにとりかかる。
題して【プロジェクトJ124】
2019年6月 其の三十一にてエンジンを組み上げてから大きなトラブルは発生していないが、一つ気になる事がある。
それは徐々に増えるオイル漏れの量。
ニコイチで組んだクランクケースの為、ケースの合わせ面が合ってないのか?
歪んでいるのか?、それとも組み方が悪いのか?
組んだ当初からオイル滲みが発生していた。
漏れの場所は特定できないが、観察していると上部からオイルが伝って来るらしい。
スプロケ付近もしくはハンガーボルト付近が怪しい。
月に1ポタ程度だった漏れも、距離が伸びるにつれ週に2~3ポタと・・・
同じ症状を持つ、とあるJAZZ乗りさん、エンジン降ろして金属探傷用現像液(欠陥部に浸透した赤色浸透液の現像)で調べた所、クランクケースのスプロケ側に僅かなクラックが見つかった。
これJAZZの持病らしい?
カウンターシャフトが長いため、スプロケにトラクションがかかるとテコの原理でハンガー部が捩れるのが原因とのこと。
確かに、大きなスプロケは付けない方がいいって聞くよね。
マグナ50は、この部分を強化したクランクケースになっているんだとか。
そんな事あるの?って感じもするけど・・・う~ん。
事実を確認したいが場所が場所なだけに作業する気持ちが萎える。
知らない方が良い事もあるしなぁ・・・
現状では、さほど深刻な状態ではないためヤル気の神様も降臨しない。
とりあえずは静観するが、このままだと更に漏れは酷くなるかも?
最悪クラックが見つかった場合、修理して維持するか?
正直この先どう進むのがベストな選択なのかがよく分からない。
ブログ管理人は小型二輪の免許しか持っていない。
そんな事もあり、免許を取得した時から排気量MAXの124ccに憧れを持っている。
エンジンを弄り始めてからは、いずれJAZZを124ccにボアアップしてみたい願望もあったが、実現するには金銭、知識、技術的にと色々ハードルが高そうだしトラブルも怖い。
最近、原二が盛り上がってきている。
カブ、クロスカブ、ハンターカブ、モンキー、グロム、CB125R(ホンダばかりだけど)などなど他メーカーもいろいろと。
中古でもいいから、今時のバイクに乗り換える方が幸せになれるかなと言う思いも強いが・・・
いろいろと妄想するうちに、貰った6Vモンキーの腰下や4速クロスに組み替えた純正クロスミッションあるから、それを使って124ccやってみるのも面白いかも?と気持ちは揺れ動く。
脳内シミュレーションにて、何とか124ccに手が届くような気がしてきたため(都合のよい考えの下に)・・・ついに決心した。
無理な事もあるが、やはり、やりたいと思った事は可能な限り挑戦したほうが良いじゃないか!!
其の二十でオーバースペックな5段のオイルクーラーを付けた頃から、「これを生かすために何時かは124ccやってやるぜ!!」なんて思っていたが・・・
遂にこの時がやって来た。
【プロジェクトJ124 #1~#13まとめリンク】
JAZZ 其の六十二 (プロジェクトJ124 #1 前書き)
JAZZ 其の六十三 (プロジェクトJ124 #2 6Vクランケース)
JAZZ 其の七十 (プロジェクトJ124 #3 新たなクランケース)
JAZZ 其の七十一 (プロジェクトJ124 #4 下準備)
JAZZ 其の七十二 (プロジェクトJ124 #5 腰下組み付け&測定)
JAZZ 其の七十三 (プロジェクトJ124 #6 腰下組み付け完了)
JAZZ 其の七十四 (プロジェクトJ124 #7 予期せぬトラブル・・・)
JAZZ 其の七十五 (プロジェクトJ124 #8 エンジン完成)
JAZZ 其の七十六 (プロジェクトJ124 #9 痛恨のミス・・・)
JAZZ 其の七十七 (プロジェクトJ124 #10 ホース&サーモ)
JAZZ 其の七十八 (プロジェクトJ124 #11 ドリブン&チェーン交換)
JAZZ 其の七十九 (プロジェクトJ124 #12 マフラー交換)
JAZZ 其の八十二 (プロジェクトJ124 #13 マニュアル カムチェーン テンショナー)
To be continued.