一年ほど前からシマノのリヤシフトレバーの調子が悪い。
症状はロー側に変速するために親指でレバーを押し込んだ時、
引っかかり感がなくスカスカになってしまう事がよくある。
トップ側への変速は問題ない。
今まで騙しだまし使っていたが、いよいよダメになってきたため
分解して修理を試みることにした。
外蓋を外すと中身はこんな感じ。
複雑な構造ではないので分解するのは問題なさそうだ。
緩み止めの爪をマイナスドライバーで起こしナットを緩めていこう。
ナットを緩める前にギヤをトップまで移動しておくほうがよいかも。
ちなみにワイヤー等は付けたまま行った。
ナットとナット下の部品を外すと渦巻バネが顔をだす。
レバー本体を摘出。
レバーがスカスカになる原因は赤丸印にあるカムの動きを制御する
小さなバネのテンションが弱っていたからだった。
このバネが折れていたらパーツを買ってとなったが今回はセーフ。
折れてた場合このバネはシマノからスモールパーツ扱いで出るのかな？
E型のスナップリングを外し、カムの下にある小さなバネを取り出す。
バネを強く巻き上げてやりテンションアップ。
これで修理は完了だ。
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あとは外した順に組み上げるだけだが・・・
渦巻きバネの末端を元の場所に引っ掛けるには、ちょっとしたコツが必要かも。
今回はバネ末端の「く」の字の部分に細い紐を巻きつけ、ナットをある程度
締め込んだ状態で紐を引っ張り爪を元の位置にセットした。
アレコレと試行錯誤の末ようやく組み付け完了。
直ってよかった。
修理後に何度か走っているがレバーの動きに何も問題はない。
