JAZZ108 其の三十一 (エンジン再組付け)
2019年6月頃の作業記録
其の三十で発生したトラブルで欠けてしまったLクランクケースの片側は
交換して再び組みなおす事にする。
幸いにもJAZZのエンジンは、もう1基の手持ちがある。
エンジン分解の練習で使ったスペアエンジンのLクランクケースを使う。
クランクケース本体だけはニコイチになるが、まぁ支障はないだろう。
※2020/02現在、組みなおし後2700キロ近く走った。
月に2ポタほどのオイル漏れはあるが、その他は特に問題は見あたらない。
前回の組み立てから僅か数百キロしか走ってないため、洗浄はせずにサクサク組み付ける。
今回組み込むミッションは・・・安定の純正品・・・
クランクシャフト軸方向にガタが0.5mmほどあったため、タケガワのアキシャルシム0.1mmを
噛ませてみた。
本当なら0.3mmのシムを使いたかったのだが、純正ケース側のベアリングが収まる底の角には
0.3mmほどの隅Rが付けて加工されているため、シムは上手く収まらない。
組んでは分解を繰り返した結果0.1mmで程よいクリアランスを確保できた。
ついでに前回忘れたステーターベースのオイルシールを交換。
品番は91202-GE0-003から91202-GK4-722に変わったようだ。
オイルシールサイズ : 18.9×30×5
メーカー名 : NOK
燃焼室とピストン。
程よいカーボンの付着がみられた。
燃調が少し濃い目かな?
バイクにエンジンを載せる。
エンジンスペースに人力で「よっこらっしょ!」と納め、その後フロアジャッキで高さ調整して
組み付けを行っている。
我流でいろいろ試したけど、この方法が一番楽に脱着ができるかな。
初めて購入したリヤ側のバイクスタンド(アストロ)が大活躍。
これは便利だわ!
その後エンジンは無事に始動した。
トラブルの件は、これにて一件落着!
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To be continued.