この記事は、その1、その2からの続きとなっています。
その2の最後で、
「だったらもうアレするかしないでしょうってことで、
久しぶりに○△■×に踏み切りますか」
という意味ありげな文章で区切りをつけましたが、
○△■×には「ワンオフ」というキーワードが当てはまります。
ワンオフって何?って思った方は、こちらを読んで下さい。
いよいよマニアックで玄人好みの記事になってきましたよん♪
まずはワンオフで製作するために、おおまかに採寸していきましょう。
頭に浮かべた大体の図案を紙に落とし込んだら、各部分に必要な寸法を記入します。
落書き程度のフリーハンドの図面ですが、とりあえず書けました。
細かい部分の形状や寸法公差などは加工しながら決めることにします。
工房にて段取り中。
アルミの塊から削りだしています。
叩き台にする試作品が出来あがりました。
この試作品を元にしてダメ出ししていきましょう。
ボルト穴は調整範囲に余裕を持たせるため、あえて長穴にしてあります。
適当に採寸した割には、いい線いってますね~(笑)
フォークとアダプターの一部が干渉しているので、
このままでは取付ができませんね・・・
干渉部分を削りとりました。
さて、うまく取り付ける事ができるでしょうか?
楽しみです。
再度アダプターを組み付けます。
今度は干渉もなくバッチリ取り付けできました!
キャリパーを組みます。
あちゃ~想定外のトラブルが発生。
ボルトの頭が高いため、これ以上はキャリパーを追い込めません。
このままではパッドとローターの位置が合わない。
ここだけ低頭ボルトを使用しなければダメですね。
低頭ボルトの使用を仮定し、キャリパーをマウント側に
移動させてもパッドとローターの位置関係がいまいちです。
フォークマウント側へ2~3mm移行させたいので寸法の見直しが必要
なんですが、強度的な問題もあり何処をどう変更するかで悩みそう・・・
そんなこんなで(笑)ここでは書かなかった干渉部分もありま
したが、とりあえず試作品でのダメ出しが終わり改善策も見つ
かりました。
ここらでCADを使い設変後の図面を正確に書き直し、忘れないように保存。
いよいよ本番加工に移っていきましょうかね。
長くなってきたので、今日はココでお終い。
次回は、いよいよ完成バージョンの、お披露目が出来ると思いますよ♪
その4へ続く・・・