Stantonbikes Slackline631 (26”)を組み戻す事になった。
サスペンションフォークはX-FUSION SLANT RL2を使う。
このフォークは、内部にあるピンを打ち換える事により、トラベル量を120、140、160に変更して使用する事ができる(80、100でも可能らしい)。
5年前に乗っていた頃は140で使用していたが、今回は160に変更して使用する。
twowheels-mckee.hatenablog.com
フォークの分解作業はいたって簡単なため自分で行う。
その様子を備忘録。
トピークのメンテナンススタンドにセットする。
メンテスタンドが無くても出来るが、できれば何かに固定して行ったほうが作業効率は良い。
まずエアを抜く。
赤印が示している、左右のアウターレッグ下部のネジを緩めて外す。
ネジを外すとブレーキマウント側に内部部品の先端が顔をだす。
この先端部を樹脂などの攻撃性の少ないハンマーなどでコツコツ叩く。
たったこれだけの作業で、アウターとインナーは分離完了。
アウターレッグ内には少量のオイルが入っているので、外す際にはお漏らし注意。
ブレーキマウント側のインナーレッグ下部から、カニ目スパナを使って写真の部品を緩めて外す。
すると、こんなASSY部品がでて来る。
トラベル変更するためには、160の所に付いている黒い樹脂パーツを目的の穴に移動させるてやる作業が必要だ。
トラベル量の変更は、ピンを抜いて丸い樹脂パーツを違う穴へと移動させるわけだが、ここにはスプリングが使われているためハンドプレスで抜くか、ピンポンチで叩いて抜くしかない。
自分はボール盤のチャックにドリルを逆さに付けピンポンチとして使うと同時にハンドプレスとしても利用した。
トラベル160に変更完了。
後は組み付けるだけ。
これ忘れがち・・・
組む前に取り出してシャフトに通しておく。
Oリングや摺動部にはグリスを適度に塗布。
今回はダストシールやオーリングは交換しなかった。
使ったグリスはコレ。
過去に何本もフォークを分解して使っているけど、まだ残りは多い・・・
一生分はある。
アウターレッグ下部をトントンと軽く叩きながら挿入。
この時点で左右のレッグ下部からオイルを20ccずつ入れておく。
推奨オイル粘度は7.5wだが、過去のフォークOHで使用した残り物の5wオイルを入れとく。
少量しか使わないため、わざわざ買ってまで指定のオイルを入れる必要性はないだろう。
最後にアウターレッグ下部のネジを締めたらお終い。
締めすぎには注意ね。
異音、動作不良、オイル漏れがないかチェックしたら作業は完了だ。
X-FUSION SLANT RL2 (26")ユーザーで、トラベル変更を検討している方は
是非チャレンジしてみてほしい。
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