この記事は、その3からの続きとなっています。
じゃ~ん♪完成品のお披露目といってみますか!
材質は超々ジュラルミンと呼ばれるアルミ合金
の一種であるA7075を使用しました。
このアルミは金属並みの強度があり粘りもあるので、
ポッキリと簡単には折れたりしないでしょう。
試作品と比べると全体的な形状を変更し、角を丸めたり面取りなど
もバッチリ加工して綺麗に仕上ましたよ。
う~ん満足!満足!
フォークにワンオフアダプターを組み付けました。
干渉もありません。
キャリパーを付けました。
しかしパッドとローターの位置が微妙にずれているので、
もう1~2mmは追い込みたいところ。妥協はしません(笑)
ところが・・・
頭の低いボルトを使ったにも関わらず、まだボルトの頭が高すぎます。
これ以上キャリパーをマウント側に追い込むとなると、
極低頭と呼ばれる特殊なボルトを使うしか手はありません。
と言っても、そんな特殊なボルトは持っていませんでした。
普通なら「まぁいっか」となるところですが・・・
拘って完璧を目指しますよ!
仕方がないので手持ちの低頭ボルトを加工して用意しましょう。
写真右のステンレス低頭ボルトを、写真左のように頭の高さ
を1.5mmまで削り落し極低頭ボルトへと加工してみました。
ボルトの6角穴の深さは、工具を入れてトルクを掛けられるギリギリの深さです。
左から普通の6角穴付きボルト、真中が低頭ボルト、右が加工した極低頭ボルトです。
こうして並べて見比べると、加工済みボルトの頭の低さがよく分かりますね。
加工して用意した極低頭ボルトを使って組み付けました。
今度こそ完璧です!!
パッドとローターの位置関係も完璧!
これでブレーキもガツンと効くことでしょう。
組み付け調整にはコツがいりますが、最後にボルトの頭にシマノ
の緩み止めのスモールパーツを取付け完成です。
いや~いい仕事したなぁ~と、自己満足の世界に浸ってみる(笑)
この部品は構想→試作→完成まで3日ほど時間をかけました。
(3日の間、朝から晩までやってたわけじゃないですよ)
さすがに現物合わせのワンオフ品は手間と時間がかかりますね。
さて、試走が楽しみだ!
と・・・今頃記事にしていますが、じつは11月の月初めには完成
していたこの部品、既にトレイルを3回ほど走っています(笑)
今の所、破損もなくブレーキの効きもタッチも完璧です。
管理人の使い方では、まず壊れる事はないでしょう。
「じつは俺、この組み合わせを実現できる部品を探してたんだよね~」
って方が居ましたら製作依頼を、お受けする事は可能ですよん。
って、わざわざこんな仕様にする人はいないか・・・(苦笑)
さて、次はジテ通で使用しているミニベロ用にオリジナル
のワンオフ「ツインライトブラケット」でも作ろうかな~♪
なんて考えていますので、気が向いたら書くとしましょうか。
おしまい。