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帰省&ロングツーリング (往路-2011/05/03)

5/3~5/5の連休は、嫁の実家までの往復を、帰省を兼ねて
ミニベロで走ってきたので、記録を残しておこう。


今回は往路260km、復路180kmの予定。


往路260kmのコースについては、前日の夜にルートラボを眺めながら
無理かなぁ~と思いつつ「なんとかなるっしょ♪」と、軽い気持ちで
適当にルートを決定。

堅っくるしい細かな予定は何も決めていない。
目的地と時間制限があるため間に合わなければ、ひたすら漕ぐ覚悟。


実際には時間に余裕が無く、トラブルが発生したりで、
休憩せずに走りっぱなしモードになってしまった・・・

往路のコース


往路は、ほとんど休憩していなってこともあり画像が少ない。
そんな少ない画像から記憶を辿ってみよう。


■ 愛知~鈴鹿 ■


6時頃ミニベロでキコキコと出発。
亀山まで最短距離で行きたいので、1号をひたすら走る。
名古屋市内は交通量が少なく楽に通過。

さすがに連休初日、時間の経過と共に桑名、四日市では渋滞が激しくなる。
ずっと車と並走。
路肩が狭く路面も荒れているので精神的に疲れる。

片側3車線路では、大型車がとんでもないスピードでバンバン横を走り去る。

時速30km/h以上で走っても車との速度差があり過ぎる為、
疲労と危険を感じたら臨機応変に車道と歩道を走って対応。

去年はブロックタイヤを履かせたMTBだったので気が付かなかったけど、
今回は華奢なタイヤなので、歩道と車道の繋ぎの段差を超えるのが難儀。
ガツン!と行けばパンクが心配だしねぇ。

MTBで培ったフロントアップ、リヤホップ、両輪ホップなどのテクニックを
駆使し(いわゆる段差上り)通過するも、けっこう体力を消耗してしまった。

交通量の多い公道では、バスの停車や路上駐車があれば、
後方確認して一気に加速したり、時には待つことも大事で、
瞬間的な判断、経験、勘、危機回避能力も要求される。

長良川を越えた辺りでオニギリ×2をチャージ。
その後は鈴鹿まで一気に走り抜けた。



ワクワクしつつ朝日を浴びながら出発。





ノンストップで名古屋市内を抜け、木曽川長良川を順調に渡る。
天気がイマイチなのが残念。



鈴鹿川の堤防近辺で最初の休憩。
一息入れエネルギーをチャージ。


■ 鈴鹿~亀山~京都~奈良 ■


鈴鹿からもガンガン走り続け(笑)、R1→R25→R163と繋いでいく。

賑やかなR1を抜け、のどかなR25を走り、BBQで賑わう
木津川沿いのR163を、ひたすら京都に向けて走る。

木津川沿いを通る片側1車線のR163は、歩道が無く信号も少なく道幅が狭い。
車が途切れることなく通り、大型トラックも頻繁に走っていた。

車との距離がギリギリなため、一定のスピードを保ちつつ、
路肩の白線に沿ってぶれることなく延々と真っ直ぐに走る。
自転車でツーリングに行くのなら、こういった技術も必要。

狭い道では安定して真っ直ぐ走れないと、クラクションの嵐を浴びる
ことになりそう。

ここまで散々、車と併走して来たので怖さも薄れ慣れてきた。
けど、ガッツリ集中して走っているので、体力よりも精神的な疲労が蓄積する。

奈良入りする手前の自販機で、水分補給とコーヒーで小休止。



ようやく亀山を抜け1号から25号に突入。



この道は交通量も少なく、のどかな風景が広がっているのでホッとする。



水場を発見。
顔や首に塩を吹いているので、洗い流して気分転換。サッパリ!



R163沿いに流れる木津川のオートキャンプ場は大賑わい。
焼肉の匂いがタマラン・・・(涙)



更に走り続け、京都府をかすめ奈良県入り


■ 奈良~奈良県桜井市 ■


予定では奈良公園で休憩して、幾つかの名所を観光する予定でしたが、
市内の道路と観光名所は人と車で溢れかえってた。
あちこちの歩道は、人、人、人・・・連休中はこんなもんなんだろうか。

奈良公園では、観光客のあまりの多さに休憩する場所さえも見つからない。
今日は人ごみの中に居るだけで、逆に疲れてしまいそう。

仕方ないので通過。
自転車で来られる距離なので、また次回(笑)

さらにR169を走り天理を抜け、奈良と三重の県境の山間地を目指す。

奈良市内を抜けた頃から、雨がポツポツと降り出した。ヤベェ~。



大きな鳥居が一際目立つ大神神社の駐車場で一息。


■ 奈良県桜井市三重県白山 ■


天理を過ぎ、桜井市から奈良と三重の県境を越える山間地に向かうため
R165に進路を変える。

この辺りで確か17時、走行距離200kmで、
目的地までは残り約60kmほど。

生憎の雨模様で暗くなるのも早い。
19時頃の到着予定時刻も迫っているので先を急ぐ。

こうして書いてみると、ほんとに休憩らしい休憩をとっていないなぁ(苦笑)

この後は、R165(羽瀬街道)→R369(伊勢本街道)
と、ほぼ上り基調で進む。

R165(羽瀬街道)を走り始めて、すぐに現れた先の見えない
長い坂道はきつかった。
かなりの斜度と距離があり、ずっと直線で上っていく。

精神的なダメージを抱え、200kmを越えてからの見知らぬ坂道はキツイ。

その後はR165からR369をひたすら走り、名松線沿いに美杉、
君ヶ野ダム、白山と繋ぐ予定が、ゴール目前で痛恨のミスコース。

ミスコースに気が付いたのは、雨脚が強くなり気温も下がって、
すっかり暗くなった18時半頃のことだった・・・。

このミスは痛かった。

どこでどう間違えたのか、栂坂バイパス沿いの長いトンネルを抜けた後、
分岐に気が付かずR81の曽爾村まで下って来ていた。

曽爾といえば、ススキで有名な曽爾高原や、奇妙な形をした兜岳、
鎧岳など見所がたくさんある。
明るければ良い景色を拝めたのになぁ。
真っ暗なので、何も見えなかった。チクショ~。

次回の帰省では明るい時間帯に走ってみよう。



左が兜岳、右が鎧岳(画像は拝借)



兜岳の西側にある屏風岩(画像は拝借)



すすきが綺麗な曽爾高原(画像は拝借)


街灯のないR81沿いから闇夜に浮かんで見える、兜岳と鎧岳が
何気に不気味だった(苦笑)

このまま名張へ下って、R165→青山高原方面に進むか、
予定ルートに戻るか迷う。

かなりの距離を下って来ていたため、引き返すのは中止とした。
少し遠回りになるが、このまま進むことにする。

曽爾村を後にし青蓮寺湖にさしかかった頃、ライトが暗くなりだす。
どうやら電池の寿命が近いらしい・・・なんてこった。

予備電池は持ってこなかったし、買い足すにもコンビニは湖の麓まで無い。

山奥の湖なので木が覆い茂っていて、光がなければ
1メートル先が見えないほど真っ暗闇だった。
奇妙な鳴き声も聞こえていたしね(怖)

とにかく、ここで電池が切れたら泣くしかない。焦る、焦る。

嘆いても仕方ないので、雨が降りしきる真っ暗な狭い道路を
激踏みして疾走。

幸いにも下り基調なのが救いだった。

麓の町明かりが見えた頃、電池は寿命を迎えたが、
どうにか奇跡的にコンビニまで辿り着き電池補給。
フ~危なかったなぁ。

っていうか、曽爾村から街灯の無い更に山奥に引き返し、
そこで電池が切れたと考えるとゾッとする(滝汗)

ついでにコンビニでレッドブルを飲み、名張市内へ出て
R165を津方面に向かう。
タイムロスもあり、この辺りで21時。

走っていると嫁から電話。
「もう遅いし、実家の皆が心配しているから」とのことで、
強制収容されることが決定。

大幅に時間も遅れているし、義理の父、母に心配や迷惑をかけたく
なかったので、すんなり受け入れる。

実家から車で15分ほどの西青山駅で待ち合わせ、
そこで収容完了。

青山峠を越えればゴールだっただけに、とても残念。
実家に着いたのは22時頃になってしまった。

けっきょく落ち着いての休憩はなく、補給食は乗りながら食べた。

少し無謀なルート設定に反省。トホホ。

道中はクラクション1つ鳴らされず、事故も無く無事に走れたので良しとしよう。



ここから先は坂道の連続なので、一息入れて燃料をチャージ!



今回はドリンク剤も持参してきた。
青さん、ありがとう!助かりました。


■ 往路の走行データ ■

自転車  : RSC RSW Carlton (ミニベロ)
      
走行距離 : 272.21Km
走行時間 : 12時間49分24秒

平均速度 : 21.2Km/h
最大速度 : 54.7Km/h

6時発~22時頃着(21時半頃に強制撤収)

総走行時間 : 15時間30分


■ 往路に持参した補給食 ■
オニギリ×5、ランチパック×3、ソイジョイ×6、リポビタンD×2、
お茶500ml×2。

途中の購入品
コーヒー×1、お茶×2、スポーツドリンク×1

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